印象派のレンズ ANGENIEUX 50/2.8 Nex Body工具付

魅惑のアンジェニュー！
KODAK Retinette 1A Angenieux 50mm F2.8 Type 035/7 (Kodak French Model)に、搭載されていたレンズです。
フランスの画家、モネに代表される印象派描画の、「モネの睡蓮」からイメージして製作したレンズです。

フランス製のレンズの魅力は、ドイツ、日本のレンズとは一線を画した、アンジェニューやキノプティック、エルマジーなど、個性的なアンニュイなレンズが魅力だと思います。

外観、光学系共に綺麗なカメラから外したレンズなので、レンズ単体でも綺麗です。外した際に、分解しましたので光学系も清掃してあります。
レンズに加工はしていませんので、元のボディに戻して、フィルムでも撮影することができます。（元ボディ保管してあります。）

アンジェニューのレンズをM39マウントに、M39-M42リング、M42ヘリコイドマウントを介して、Nexマウントに仕上げてあります。 ダブルヘリコイド仕様、無限大～25cmまで接写、等倍マクロ撮影ができます。
レンズは無限大で最高性能を発揮出来るように設計されています。前玉を回すと収差が大きくなり、フォクトレンダーのユニバーサルヘリアーのように、前玉の移動による収差は、独特の描写を生み出します。

レンズのシャッターは生きていますので、B(バルブ）でシャッター切った状態で、レンズを開けています。ライトバリュー式を採用しているレンズなので、絞りを変更するときは、鏡胴の爪を押しながら回転して下さい。M39マウントレンズですので、ライカに直接取り付けられますが、フランジバックを合わせていませんので、このままでは無限大は出ません。

目の前の光景を正確に写し取るのではなく、光の質や変化、人間の目に近いぼやけ方を描く ………モネやアルフレッド・シスレーの絵画のように ……… フランス製レンズで撮った写真は、何故かそれらを彷彿とさせてくれます。
それはまさに１９世紀後半にフランスで勃興した、印象派の絵画と相通ずるものがあるような気がします。

フランス映画を彷彿させる、アンジェニューの柔らかな描写を、風景から小さなフィギュアまで、撮影を楽しむ事が出来ます。

アンジェニューでこれだけ抜けのいい玉は、滅多にないと思います。

ご検討の程、よろしくお願いします。

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